農薬散布と天気のガイド

農薬散布に関わる天気の実践ガイド。Delta T、風速、ドリフト、逆転層、湿度、雨、粒径とノズル、ドローン散布の条件まで、散布のタイミングを判断するためのポイントをまとめました。

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あらゆる散布作業の裏にある天気の判断を、短く実践的にまとめたガイドです。ブームスプレーヤ、自走式散布機、散布ドローンのいずれにも対応します。常に薬剤ラベルと地域の規則が優先されます。このガイドは、その判断のうち天気の側面を説明するものです。

散布における Delta T:その意味と 2〜8 °C の理由

Delta T とは何か、乾球温度と湿球温度からどう計算するか、なぜ 2〜8 °C が散布に適した範囲なのか、そして 2 未満や 8 を超えたときに何が起きるのかを解説します。

Delta T 早見表の読み方

気温(5〜45 °C)と相対湿度(20〜90 %)ごとの Delta T 早見表。散布の判断に使われる色分けの意味と、圃場での読み方をわかりやすく解説します。散布前の確認にお使いください。

逆転層と散布

逆転層(気温の逆転)とは何か、いつ発生するか、圃場で確認すべき兆候、逆転層のもとで散布すると薬剤が対象外に流れる理由、そしてその見分け方を解説します。

ドリフト:原因と低減対策

農薬のドリフト(飛散)とは何か、粒子ドリフトと蒸気ドリフトの違い、粒径・風・散布高さ・逆転層といった主な原因、そしてドリフトを減らす実践的な対策を解説します。

散布に適した風速

農薬散布に一般に推奨される風速の範囲、無風も問題になる理由、突風と風向の考え方、そしてドローン散布で重要になる高さによる風の変化について解説します。

一日のうち散布に最適な時間帯

農薬散布は一日のうちいつが最適か。早朝・日中・夕方・夜間それぞれの長所と短所を、露、逆転層、Delta T、暑さ、風、ミツバチなど花粉媒介昆虫への影響から解説します。

散布における湿度と露点

相対湿度と露点が農薬散布に与える影響を解説。乾燥時の粒の蒸発、葉が濡れているときの薬液の希釈や流亡、そして散布の目安となる湿度の考え方を紹介します。

雨と散布:耐雨時間と予報

雨が農薬散布に与える影響を解説。ラベルに記載された耐雨時間、降水確率の読み方、大量の露、そして河川や池などの水域への流出リスクについて紹介します。

気温と散布

気温が農薬散布に与える影響を解説。高温時の蒸発、除草剤の揮発、作物のストレス、低温時の吸収の遅れや霜害、そして Delta T との関係について紹介します。

粒径とノズルの選び方

ASABE S572 の粒径区分(極微細から超粗大まで)、付着とドリフトのトレードオフ、そして風と Delta T に合わせた粒径区分とノズルの選び方を解説します。

ドローン散布に適した天気

散布ドローンと天気の関係を解説。ローターのダウンウォッシュ、飛行高度と速度、機体の耐風限界と散布時の風、上空の風、バッテリー温度、GNSS/RTK、Kp 指数、雨まで。

散布ドローンオペレーターのための Kp 指数・RTK・GNSS

Kp 指数が散布ドローンのパイロットにとって何を意味するか、磁気嵐が GNSS と RTK の精度にどう影響するか、注意すべき Kp の値、可視衛星数が重要な理由を解説します。

散布前チェックリスト

農薬散布の前に確認すべき実践的なチェックリスト。ラベル、保護具、キャリブレーション、散布適期、緩衝区域、近隣住民と養蜂家への連絡、機材、散布記録まで。